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家の購入と賃貸との比較は年齢層によって変わる?ライフステージごとの選び方を紹介

不動産情報・知識・アドバイス

松本 親幸

筆者 松本 親幸

不動産キャリア27年

㈱フォローウィンドコーポレーションの
別称:大阪空き家・長屋買取センターです!

個人的には今までの不動産業経歴において
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若い時にはリフォームの仕事も経験済。
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「家を買うべきか、借りたままでいるべきか――」この問いは、多くの方が人生のどこかで必ず直面する悩みです。特に年齢によって収入やライフステージが変化する中、どちらが自分に合っているのか判断は簡単ではありません。本記事では、20代・30代・40代以降の年代別に「購入」と「賃貸」のメリット・デメリット、その判断基準やライフスタイルとの関係、さらには実際の持ち家率の変化をデータでご紹介します。「今の自分にはどちらが合うの?」とお悩みの方に役立つヒントがきっと見つかります。


年代別で見る「家を買う」ことと「借りる」ことのメリット・デメリットの違い

20代では、収入がまだ安定していないことが多く、まとまった頭金を準備するのが難しく感じる一方、住宅ローンを早期から始めれば長期的な返済の計画が立てやすい利点があります。ただし、将来的にリフォームや住み替えが必要になる可能性も視野に入れて資金計画を立てることが大切です。収入の伸びやライフステージがひとつの鍵です。


 30代では、家族構成や教育費など将来の見通しが立ち始め、住宅購入の判断材料が揃いやすくなります。無理のない返済計画や繰り上げ返済によって将来の資金負担を減らすことが可能です。また、転勤や実家相続などの事情に応じて、賃貸のまま柔軟に対応したい人も多い時期です。

40代以降はローン返済期間や老後資金の視点が重要になります。ローン完済後には住居費の大幅な減少というメリットが得られる一方、初期費用や維持コストの負担、収入の変化への対応は慎重に考えたいポイントです。資産形成や老後に向けた資金計画との整合性が、購入・賃貸どちらを選ぶかの判断基準となります。


それぞれの年代で、購入と賃貸のメリット・デメリットを比較した表は以下の通りです。

年代 購入の特徴 賃貸の特徴
20代 早期にローン返済開始 → 長期計画が立てやすい 初期費用が少なく、住み替えの自由度が高い
30代 ライフステージに合わせた購入判断が可能 転勤等に柔軟で、将来の資金準備も続けやすい
40代以降 ローン完済後は住居費が安定する → 資産として残る 収入の減少リスクに対して、家賃負担が継続する

各年代ともに、「家を買う」か「借りる」かは一概に決められるものではありません。資金計画やライフプランの柔軟性、自身の収入や将来設計とのバランスを見ながら、最適な選択をしていただければと思います。


年代別に向いている選択 「買う」か「借りる」かの判断基準

住まい選びは、年齢やライフステージに合わせた判断が重要です。ここでは、20代・30代・40代以上、それぞれの世代にふさわしい判断ポイントを、わかりやすいリズムでお伝えします。


まず20代。 資金準備と柔軟性の両立がキーワードです。20代は収入がまだ安定しないことが多く、頭金をためるのが難しい方も少なくありません。しかし、早めに住宅ローンを組むことで、定年前に返済を終えられ、老後資金も確保しやすくなります。ただし、結婚や転職などのライフスタイルの変化も大きいため、柔軟に対応できる賃貸にメリットがあります。

次に30代。 教育費や将来設計とのバランスがカギ。


30代は収入が安定し、家族構成や将来的な支出の見通しが立ちやすい時期です。頭金を多く準備できたり、ローン審査が通りやすくなる傾向もあります。一方で、転勤やライフスタイルの変化も起こり得るため、賢明な計画が求められます。


そして40代以降。 老後資金と資産形成との整合性が判断基準です。40代は資金面で余裕が出てくる世代で、頭金を多く用意できる方も多くなります。それによってローン総支払額を抑えることも可能です。ただし、ローン完済年齢の上限や定年後の返済負担など、返済計画には慎重な検討が必要です。

以下は、各年代における判断基準を整理した表です。

年代 判断のポイント 選択の傾向
20代 資金準備の難しさとライフスタイル変化への柔軟性 賃貸推奨、購入もローン計画によっては可
30代 教育費や家族計画とのバランス、収入安定性 購入・賃貸どちらも状況次第
40代以上 老後資金との整合性、返済期間の制限 資産形成として購入検討が有力

それぞれの年代で「自分にとって最適な選択」を考えることが重要です。リズムよく、柔軟に、将来を見据えて選びましょう。


世代ごとのライフスタイル変化と住まいの選択の関係

ライフステージの変化は、住まいの選択にも大きな影響を与えます。20代からシニア世代まで、それぞれのライフスタイルに応じた住まいの柔軟性や資産性が重要視されるのです。


まず、家族構成の変化に応じた住み替えの柔軟性です。若年層では、転職・結婚・子どもの誕生などライフイベントが多く訪れるため、賃貸の「引っ越しのしやすさ」は大きなメリットとなります。実際、賃貸居住者の多くはこうしたライフステージに合わせて引っ越したい意向を持っています。

世代ライフスタイルの変化賃貸のメリット
20〜30代転職・結婚など変化が多い住み替えの自由・柔軟性
40〜50代家族が安定、将来計画が明確化資産形成を見据えた購入の意義
60代以降老後の生活を見据えた選択ローン完済後は省コスト/賃貸で柔軟な住まい選び


次に、資産形成や相続を視野に入れる世代における購入の意義です。40代以降は、住宅ローンを完済すれば老後の住居費を大幅に軽減できるほか、住まい自体が資産として活用できるメリットがあります。

さらに、老後の生活設計を見据えた住まいの選び方も重要です。60代以降で住宅ローンを完済していれば、住居費はほぼ必要なくなるため、経済的なゆとりが生まれます。


一方で、賃貸を選択し続ける場合は、契約の更新や家賃上昇といった不確定要素に備える必要があります。とはいえ、健康状態や家族構成の変化に応じて住まいを柔軟に変更できるという点で、賃貸にも一定の魅力があります。

こうしたように、ライフスタイルや家族構成、将来への備えに応じて住まいの選択は変わります。どの世代においても、まずは「今後どんな暮らしを望むのか」を整理し、その上で賃貸か購入かを判断することが、後悔のない住まい選びにつながります。


統計データで見る年代別「持ち家率」と傾向の変化

日本における年代別の持ち家率は、統計によって世代ごとの違いと時代による変化が明確に示されています。まず、〈持ち家率〉に関する最新データでは、全国の持ち家比率は2023年時点で約60.9%となっており、この30年余りで大きな変動はなく、ほぼ横ばいが続いています。


年代別に見ると、若年層では特に顕著な低下傾向が続いています。たとえば25〜29歳の持ち家率は1978年の28.1%から2018年には9.1%へと19ポイント下落、30代も同時期に15.9ポイントの減少が見られ、現在では40代からようやく持ち家率が50%を超える傾向にあります。


一方で、高齢層では持ち家率が高い状態が続いており、65歳以上では持ち家率が約84.5%(一戸建て76.2%+分譲マンション等8.3%)となっていて、80%以上の層も多く含まれます。

さらに、世帯主年齢と持ち家率の関係では、25〜29歳は11.5%、30〜34歳で29.8%、35〜39歳で46.0%、40〜44歳で過半数を超え、65歳以上では8割以上という明確な上昇傾向が見られる統計もあります。


こうした統計をまとめると、各年代の住まい選びの傾向は以下のように整理できます:

年代持ち家率の傾向読み取れる選択スタイル
20~30代急激な低下傾向(若年層ほど顕著)柔軟性を重視し、賃貸が選ばれやすい
30~40代減少だが40代で過半数にライフステージに応じて購入を検討する層が増加
60代以上高い持ち家率(8割以上)老後の安心を優先し、購入傾向が強い

このように、統計データからは若年層ほど選択の柔軟性を重視し、その結果賃貸の割合が高く、ライフステージが進むにつれて持ち家への移行が増えていくという世代ごとの住まいスタイルの違いが明らかです。


まとめ

家の購入と賃貸、どちらが得かは年齢やライフステージによって最適な選択肢が異なります。20代は将来の変化に備えた柔軟性、30代は家族や資金計画のバランス、40代以降は老後や資産形成が重要になります。持ち家率や選び方の傾向も時代とともに変化しています。現在の自分の状況や価値観を見つめ直し、長期的な視点で住まいを選ぶことが大切です。自分に最適な住まい選びのヒントにしてください。


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