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大阪の不動産価格は本当に安い?東京と比較してコストパフォーマンスをチェック

不動産情報・知識・アドバイス

松本 親幸

筆者 松本 親幸

不動産キャリア27年

㈱フォローウィンドコーポレーションの
別称:大阪空き家・長屋買取センターです!

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「大阪市内の不動産価格は、東京と比べて本当に安いのだろうか」と気になったことはありませんか。テレビや新聞では「東京は高い、大阪は安い」とよく耳にしますが、実際の地価やマンション価格、さらに毎月の家賃や初期費用など、様々な側面から比較したことは意外と少ないものです。この記事では、公的機関のデータや市場動向をもとに、東京と大阪の不動産価格の現状や違い、コストパフォーマンスまでを分かりやすく解説します。大阪の住まいや投資を検討されている方に、知っておきたい最新情報をお届けします。



東京と大阪の地価・マンション価格の現状比較

まず、国土交通省の地価公示では、全国の土地価格が2025年も継続して上昇しており、東京と大阪の中心部では特に上昇幅が大きかったことが確認されています(全国平均上昇率約2.7%)。しかしながら、具体的な東京23区と大阪市の地価を㎡単価で直接比較した公表データは多くなく、一般的には東京中心部の坪単価が大阪市中心部より明らかに高い傾向にあります。

新築マンション価格について、2025年上半期の首都圏全体の戸当たり平均は8,958万円、㎡単価は135万円と過去最高を記録しました。一方、近畿圏全体では同時期の平均価格は5,158万円で前年度比約11.3%の下落となりましたが、それでも高水準を保っています。


さらに、大阪市部だけに注目すると、2024年度は平均戸当たり価格が6,576万円、㎡単価は95.5万円で、前年比では東京23区の上昇率(14.0%)を上回る15.3%の上昇を記録しています。

エリア平均価格(万円)㎡単価(万円)
首都圏(2025上半期)8,958135
近畿圏(2025上半期)5,158—(㎡単価は過去最高更新も具体数字不明)
大阪市部(2024年度)6,57695.5
東京23区(2025上半期以降)—(参考:LIFULL平均1億4,402万坪685.6万)685.6(坪)=約207㎡単価

このように、東京23区の新築マンション価格は大阪市部を大きく上回っており、「本当に大阪は安いのか?」という視点から見ると、明確に価格差が存在しております。


なぜ大阪市内の不動産価格は東京と比べて安く見えるのか?

大阪市内の不動産価格が東京と比べて相対的に「安く見える」要因には、いくつかの主要な視点があります。

まず、地価や建築コスト、需要構造などが価格差を生む大きな要因です。地価については、東京の都心部の水準が非常に高い一方で、大阪市内では物件や立地によって価格に幅があり、同じ面積でも東京より三〜五割安く購入できる場合もあります。建築コストも東京のほうが高い傾向があり、需要構造としては東京のほうが投資や居住の集中が強く、価格が押し上げられています。


次に、投資利回りや収益性の観点から見ると、大阪では相対的に高利回りを確保しやすいため「割安に見える」ことが多いです。例えば、築浅の区分マンションでは、東京の利回りが3~4%程度であるのに対し、大阪では4.5~6%に達する場合もあり、特に一部の区域ではさらに高利回りを期待できることもあります。

さらに、再開発プロジェクトや大阪万博、インバウンド需要の増加など将来的な成長要因も背景にあります。2025年に開催された大阪・関西万博を契機に、多くのインフラ整備やホテルの開業が進み、それに伴い地価の上昇が観察されています。加えて、万博終了後もIR(統合型リゾート)計画やリニア中央新幹線の整備計画によって、大阪市内の資産価値向上に対する期待が高まっている状況です。


以下に、これらの要因を整理した表を示します。

要因内容影響の傾向
地価・建築コスト・需要構造東京に比べて地価建築費が低く、需要も東京ほど集中していない価格水準が抑えめに見える
投資利回り・収益性大阪では区分マンション利回りが高く、収益性が高い傾向割安感が強まる
将来の再開発・インフラ整備万博やIR、リニアなど将来的な資産価値向上への期待将来性を重視する場合に魅力が高い

このように、大阪市内の不動産価格は現在の単価比較だけでなく、収益性や将来性を考慮すると、「安いだけでなく割安に見える」要素が複数存在していると言えます。


東京から見た大阪の「コストパフォーマンス」は本当に良いのか?

まず賃料と物件価格のバランスを見てみます。2025年11月時点で、大阪市のシングル向け掲載賃料は約76,286円で、ファミリー向けは約144,579円と、いずれも過去最高額です。東京23区の同様の賃料と比較すると、大阪は概ね6〜7割程度の水準に収まっており、月々の負担は抑えられる傾向が伺えます。これは生活コストの軽減という点で、大きな魅力となります。

次に契約条件に目を向けると、大阪では敷金・礼金のほか更新料が少ない、あるいは不要なケースが多く見られます。典型的な4年間契約のモデルでは、東京では更新料や事務手数料を含め約28万円の費用がかかる一方で、大阪では約17万円程度と、10万円以上の差が出る例も報告されています。


最後に市場の流動性や売却スピード、長期保有時の資産価値について考えると、大阪の中古ワンルームマンションは300万円台から1,500万円前後の幅広い価格帯が存在し、投資のしやすさや選びやすさが魅力となっています。一方東京では築浅・駅近となると2,500万円前後まで上昇するケースもあり、取得コストが高くなる分、流動性や価値維持の観点でも慎重な判断が求められます。

視点大阪の特徴東京との比較
賃料・物件価格のバランスシングル:約7万円台、ファミリー:約14万円台東京23区と比べて6〜7割程度と割安
契約条件関連コスト更新料ほぼ不要、初期コストが低め東京は更新料など含め高額になる傾向
資産としての流動性購入価格に幅があり、投資しやすい価格が高く取得負担が重いが価値維持力高め


まとめ—東京視点で見る大阪の不動産価格は本当に“安い”と言えるか?

東京と比較した大阪の不動産価格を、地価・価格・利回り・契約条件など多角的な視点で整理すると、大阪は確かに価格面では割安感があると言えます。地価に関しては、東京23区の平均坪単価は東京都中央区で約920万円/㎡なのに対し、大阪市中央区では約392万円/㎡にとどまります。また、一棟アパートの平均価格は、東京23区が約1億1688万円なのに対し大阪市は約8142万円と、東京の約7割となっており、利回りも大阪のほうが高く(東京6.01%、大阪7.81%)有利な傾向です。


さらに、住宅価格指数を都市圏別で見ると、2025年1月時点においてマンション価格指数では南関東(東京圏:207.7)と京阪神圏(大阪圏:209.2)がほぼ並んでおり、直近の上昇率にも大きな差は見られません。地価LOOKレポートでも、東京圏・大阪圏とも全地区で上昇が継続しており、価格動向としては両者に堅調さが共通しています。

価格だけで判断するなら、大阪の“お得感”は明確ですが、将来の資産価値や生活利便性も加味すべきです。特に大阪では再開発やインバウンド回復に伴い、住宅価格や商業地価格が安定して上昇しており、将来への投資価値も期待できます。ただし、東京のような国際都市としてのステータスや価格上昇余地は少ないため、バランスを見ながら判断する必要があります。


もし大阪の価格や契約条件などにご興味をお持ちでしたら、ぜひお気軽に当社ホームページからご相談や資料ご請求をお待ちしております。エリアの特性に詳しい担当が、ご希望に沿った情報をご案内いたします。

比較項目東京大阪
地価(坪単価)中央区:約920万円/㎡中央区:約392万円/㎡
一棟アパート価格(平均)約1億1,688万円約8,142万円
平均利回り約6.01%約7.81%


まとめ

この記事では、東京と大阪の不動産価格についてさまざまな観点から比較し、その違いと背景を解説しました。公的な地価データやマンション価格推移、収益性の分析により、大阪市内の物件は東京と比べて割安に見える傾向が明らかになりました。しかし、価格差だけでなく、将来的な資産価値や生活環境、賃貸条件、市場の流動性など、総合的なコストパフォーマンスも考慮する必要があります。今後の資産形成や住まい選びの参考にしたい方は、ぜひこの弊社ホームページのお役立ちコラムを今後もご注目ください!


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