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西成区の空き家は2026年までに売却すべき?判断材料や手順も紹介

大阪市内で不動産買取・売却・購入をお考えの方へ

松本 親幸

筆者 松本 親幸

不動産キャリア27年

㈱フォローウィンドコーポレーションの
別称:大阪空き家・長屋買取センターです!

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相続したものの、使い道がなくそのままになっている実家の空き家。「2026年までに本当に売却すべきなのか」と迷われている方も多いのではないでしょうか。空き家を放置するリスクや、今後の地価、税制の特例、補助金など、西成区で相続した空き家を売却する判断材料はさまざまです。この記事では、2026年という時期に注目し、空き家売却を進めるうえで知っておくべき現状や具体的な検討ポイント、そして実際に行動すべき流れまで、わかりやすく解説いたします。


西成区における空き家の現状と市場動向

まず、西成区は大阪市内でも特に空き家が目立つ地域で、相続した実家のような空き家もその一部と考えられます。実際、令和5年のデータによると、西成区の空き家戸数は約22,870戸、空き家率は25.9%で、市内最高水準です。こうした高い割合は、築古長屋や単身高齢者世帯の増加などが背景にあります。

次に地価の動向ですが、2025年の地価公示によれば、西成区の住宅地の平均は約21万円/㎡で、前年比は106.1%の上昇トレンドとなっています。また、具体的な地点(天下茶屋1-16-11)では、2025年の価格が185,000円/㎡、前年比106.3%と3年連続の上昇傾向です。こうした上昇トレンドは、2026年にも続く可能性が期待されます。


ただし、相続物件には考慮すべき点もあります。築年数が古いもの(50年以上)や、再建築不可の建物が散見され、売却時の制約となり得ます。特に長屋形式や簡易宿泊所であった建物は市場での流通が難しく、放置されやすい傾向があります。

以下に、西成区の空き家に関する概要を3項目で整理しました。

項目内容
空き家率約25.9%(大阪市内で最高水準)
地価動向住宅地平均約21万円/㎡、前年比106%台で上昇中
売却困難要素築古、再建築不可、長屋・簡易宿泊所などが多い


2026年中に売却すべきか判断するためのポイント

相続した空き家を2026年中に売却すべきかを考えるには、以下のような点を整理することが重要です。

判断ポイント 内容 ポイント
固定資産税・維持管理費 空き家を所有し続けると、固定資産税をはじめ、維持管理にかかる費用が継続的に発生します。 放置して「特定空家」に指定されると、税負担が大幅に増える恐れがあります。
税制上の特例(3,000万円控除) 被相続人が居住していた家屋を相続後3年以内に売却する場合、譲渡所得から最大3,000万円が控除される制度があります。 適用には「居住用確認書」の取得など要件があります。
西成区の補助制度 空き家を利活用する際、住宅再生型や地域まちづくり活用型の改修に対し、大阪市(西成区を含む)では補助が受けられます。 売却以外も選択肢にある場合、活用支援制度を検討材料にできます。

それぞれについて詳しく説明します。

まず、固定資産税や維持管理費ですが、空き家を所有し続けるとこれらの負担がずっと続きます。特に、区役所から「特定空家」に指定されると、住宅用地の固定資産税軽減が適用されず、税額が大幅に増加する可能性がありますので注意が必要です。これは放置状態が原因であることが多いため、管理や処分を早めに検討することが望ましいです。


次に、税制上の特例についてですが、被相続人が居住していた家を相続後、原則として3年以内に売却すれば、譲渡所得から3,000万円の特別控除を受けられます。この制度を活用するには「被相続人居住用家屋等確認書」の交付を受けることが必要です(交付には申請が必要で、日数に余裕をもって対応する必要があります)。

最後に、西成区を含む大阪市の空き家利活用改修補助制度ですが、住宅の耐震性や省エネ性能を高めて住宅として活用する「住宅再生型」、あるいは地域コミュニティの場として利用する「地域まちづくり活用型」いずれにも補助が適用されます。ただし、いずれも売却を前提としないことが条件となっているため、売却以外の選択肢として活用可能かが判断材料となります。


これらの視点を整理し、ご自身の状況(税制適用や補助活用の可能性、負担の継続性)を比較することで、2026年中に売却するかどうかの判断がしやすくなります。

売却以外の選択肢とその検討視点

相続した実家の空き家を「売る」以外の選択肢として、リノベーションや賃貸、DIY型賃貸借などの活用法が考えられます。ただし、ターゲットは売却を検討している方ですので、それらは選択肢の一つとして、簡潔にご紹介します。

リノベーションによって住宅として性能を向上させる「住宅再生」、あるいは地域サロンや子育て支援の場などに転用する「地域まちづくり活用型」といった補助制度が、西成区では用意されています。耐震診断や省エネ・バリアフリー化などの改修工事を含めて、補助を受けられる可能性がありますが、売却前提では対象外となる場合があります。専門家への相談や補助手続きに伴う費用負担がある点にも注意が必要です。特にDIY型賃貸借は、借主が改修を行う形式で若年層に人気ですが、契約手続や後々のトラブル回避には専門家の助言が望ましい点も押さえておくべきです。


さらに、西成区は再開発やアクセス改善が進んでおり、民泊や賃貸用途との親和性も高まっています。たとえば交通面の利便性や将来のまちの変化を見据えれば、賃貸や民泊として活用するケースもありますが、売却と比較すると、活用には運営管理の手間や法規制への対応などが伴います。したがって、これらの活用可能性は、売却判断を補足する視点として、検討対象に入れておくとよいでしょう。

選択肢主な内容検討上の視点
リノベーション(住宅再生/まちづくり活用型) 耐震・省エネ改修などにより居住性や地域貢献機能を向上 補助の有無、売却との整合性、専門家への相談
賃貸/DIY型賃貸借 借主が改修を行い活用、若年層に人気の契約形態 契約上のリスク、管理負担、専門家の助言が必要
民泊・観光用途 アクセス改善や再開発に応じた貸出用途 運営負担、法規制対応、売却との比較

以上のように、売却を主軸とした検討をしつつも、リノベーションや賃貸、観光用途などの活用可能性を補足的に整理しておくことで、2026年中に売却すべきかどうかをより多角的に判断する材料とすることができます。


2026年中に売却するために取るべき具体的な行動ステップ

相続した西成区の空き家を2026年中に売却するためには、以下のような準備と確認を段階的に進めていくことが望ましいです。まずは相続登記の完了や耐震診断の実施など、売却の基盤となる重要な手続きを着実に進行させましょう。

ステップ内容確認・実施先
相続登記亡くなられた方からの登記名義の変更を済ませておく法務局
耐震診断耐震性能の確認。また必要があれば耐震改修専門診断士・工務店
被相続人居住用家屋等確認書の申請3 000万円特別控除利用のための確認書を申請西成区役所 市民協働課


次に、市役所や税務署への相談を通じて、特例制度の適用要件や区の補助制度に関する情報を整理しておきましょう。対象となる特例や補助の適用条件を明確に把握し、申請の流れに備えることが大切です。

  • 被相続人居住用家屋等確認書は、西成区役所 市民協働課で申請し、交付までには7~10日かかる点を見込んでおく必要があります。
  • 空家利活用改修補助については、耐震診断が必須であり、既存の耐震性を確認、あるいは改修して要件を満たす必要があります。戸建てや長屋が対象で、売却前提ではないことも条件になる場合があります。


最後に、現地調査や不動産会社への相談の前に、以下のチェックポイントを整理しておきましょう。

  • 登記状況の確認(相続登記の完了・未登記家屋の届出)
  • 補助制度の適用可否(耐震性、建築年、用途など)
  • 税制特例(3 000万円控除)の適用条件(建築年、居住の事実、売却時期など)

これらのステップを計画的に進め、期日までに必要書類や申請を整えておくことで、2026年中の売却実現に向けた準備が整います。


まとめ

西成区の空き家は年々増加しており、相続した実家もその一部となっています。2026年にかけて地価が上昇傾向にあるため、売却を検討するには最適な時期が訪れています。相続した空き家には維持コストや税制面での特例適用、そして補助金活用など、知っておきたいさまざまな判断材料があります。売却だけでなく活用も一つの選択肢ですが、費用と手間を考えると「手放す」選択は多くの方にとって有効です。迷いがある方は、まず必要な手続きや要件を整理し、後悔のない判断ができるよう一歩踏み出しましょう。


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