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大阪府の持ち家率が高い地域はどこ?ランキングや空き家率も紹介

不動産情報・知識・アドバイス

松本 親幸

筆者 松本 親幸

不動産キャリア27年

㈱フォローウィンドコーポレーションの
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大阪府で「持ち家率が高い地域はどこ?」や「空き家率はどうなっているの?」と気になったことはありませんか。誰しも住まい選びや地域の特徴は知っておきたいポイントです。この記事では、大阪府全体の最新の持ち家比率や市町村ごとのランキング、空き家率の現状まで、わかりやすく解説します。地域ごとの住宅事情を知り、これからの住まいや不動産選びに役立てていただける内容になっています。

大阪府の持ち家比率の現状と県内順位

大阪府全体の最新の持ち家比率は54.5%です。この数値は、2023年に総務省の統計ダッシュボードにより報告されたもので、日本全国の都道府県別ランキングでは44位と、全国平均(約60.9%)と比べてかなり低い水準にあります。

次に大阪市をはじめとする主要市町村の傾向ですが、大阪市単体では持ち家比率は40.1%と、府平均を大きく下回ります。このように、大阪府内でも都市部は持ち家よりも賃貸利用が多い傾向が見られます。


さらに、大阪府全体および大阪市の推移をみると、大阪府は1978年以降やや上昇しているものの平均より低く安定しており、大阪市については1983年以降おおむね40%前後で推移し、2018年(40.5%)から2023年(40.1%)へ微減している状況です。

以下の表は、大阪府と大阪市の持ち家比率、全国平均およびランキングをまとめたものです。

地域 持ち家比率 全国順位・比較
大阪府(都道府県) 54.5% 全国44位、全国平均(60.9%)より低い
大阪市 40.1% 府平均より大幅に低い、市区町村でも下位(全国市区町村別で1037位)


大阪府内で持ち家比率が高い地域ランキング

大阪府内で持ち家比率が特に高い市町村を、最新データをもとにランキング形式でご紹介します。持ち家比率は「総住宅数に占める持ち家数」の割合として算出しています。

順位市町村名持ち家比率
1位豊能町96.7%
2位千早赤阪村95.9%
3位能勢町91.0%

上記の市町村は、全体の住宅流通において持ち家が圧倒的に多い地域です。


 特に豊能町や千早赤阪村は山間部で自然豊かな環境が魅力で、定住志向や戸建て志向の高い世帯が多い背景がうかがえます。また能勢町も、同様に自然環境に恵まれた住宅地として人気が高く、持ち家率が9割を超えています。

このランキングからは、大阪府内でも都市部から離れた郊外・山間部ほど持ち家比率が高い傾向が見えてきます。一方で、大阪市のような都市部では持ち家比率が低く、土地利用や賃貸住宅が多い住宅構成となっていることとの対比が鮮明です。


大阪府の空き家率の現状と県内・全国比較

大阪府の最新の「空き家率」は、2023年度において14.24%で、空き家数は約701,900戸です。これは全国平均の約13.84%を上回っており、全国順位では34位となっています 。また、府全体では空き家の総数と率ともに、依然として高い水準であるため、引き続き注視が必要です 。

さらに過去の推移を見てみると、2018年度には空き家率が15.16%、空き家数は709,400戸でしたが、2023年度にはそれぞれ14.24%、701,900戸と、空き家率・空き家数ともに減少傾向がみられます 。


以下に、大阪府の空き家率・空き家数の推移をまとめた表をご覧ください。

年度空き家率空き家数(戸)
2018年度15.16%709,400
2023年度14.24%701,900

大阪府内の市区町村別では、空き家率が特に高い地域として次のような傾向が見られます。大阪市西成区が25.92%で府内最高、次いで生野区が22.80%、柏原市が20.79%となっています 。

また、「放置空き家率」(賃貸・売却用や二次的住宅を除く、管理されていない空き家の比率)という注目すべき指標もあります。大阪府で最も放置空き家率が高かったのは大阪市此花区で7.71%で、これは放置空き家の深刻さを示す重要な指標です 。

このように、大阪府全体では空き家率がやや改善されつつあるものの、市区町村によっては依然として高い空き家率・放置空き家率がみられ、地域によって課題の差が大きい状況です。


持ち家率と空き家率から見る、地域特性の捉え方

大阪府において、持ち家率と空き家率は地域ごとの住宅事情を読み解くうえで重要な指標となります。持ち家率は54.5%で全国的に低く、持ち家よりも賃貸やその他住宅の割合が高いことを示しています 。一方、空き家率は14.24%で全国順位は34位であり、大阪府は空き家問題にも一定の課題を抱えている状況です 。

これらのデータを組み合わせると、地域特性が浮かび上がります。持ち家率が比較的低く、賃貸住居が多い都市部では空き家率も高くなる傾向があります。


例えば、大阪市では長屋や連棟住宅が多く存在し、老朽化によって空き家化が進む地域もあります 。

地域の特性 持ち家率 空き家率 地域の傾向
都市部(例:大阪市西成区) 低め 高め(西成区:25.92%) 老朽住宅・長屋が多く、賃貸ニーズに偏り空き家増
郊外・ニュータウン 中程度〜高め 中〜やや高め 高齢化による戸建ての管理放棄が増加傾向
府全体平均 約54.5% 約14.24% 新築着工や解体も進みつつ、全体的な対応は進行中

ただし、郊外やニュータウンでは持ち家率が高くても、高齢化による管理負担や相続放置による空き家化が進むケースもあります 。一方、都市部では建て替えやリノベーションによる流通が活発であり、地域によって住宅政策の方向性が異なります。


こうした状況を踏まえ、大阪府や市町村では空き家対策や利活用を促進する政策が進んでいます。令和7年4月には「空家対策の取組方針」が更新され、市町村による空き家の適正管理や利活用、既存住宅流通やリノベーション市場の活性化支援などが具体的に示されています 。

今後注目される観点としては、持ち家率と空き家率の地域差を把握したうえで、対象地域ごとの住宅政策や不動産活用の方向性を明確にし、地域特性に応じた提案や支援を行うことが重要です。


まとめ

大阪府の持ち家率や空き家率を詳しく見てきましたが、地域ごとに異なる住宅事情が浮き彫りになりました。持ち家率が高いエリアは生活環境や子育て世帯に選ばれる背景があり、逆に空き家率が高い地域では今後の対策や活用が求められています。データで現状を知ることは、ご自身の暮らし方や今後の住宅選びに役立つ大きなヒントになります。大阪府内で理想の住まいを見つけるため、これらの情報をぜひ参考にしてみてください。


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